1965年
静岡大学電子工学研究所設置
静岡大学は、テレビジョンの父高柳健次郎を祖とする電子工学研究所において、我が国で唯一、イメージングデバイス及びイメージングデバイスに特化した光・電子技術の研究を行っている。本学はこの特色を活かして、「時空を超えて光を自由に操る」ことを目標に常識を超えた空間分解能・時間分解能を実現する光技術と光の波長・位相・強度を自由に操ることができる技術の確立を目指す。
本学は地域社会とともに歩み、社会が直面する諸問題に真剣に取り組み、文化と科学の発信基地として、社会に貢献していくことを使命の一つとしている。「光研究」を通じ豊かな生活環境を構築し、社会や人との関わりを楽しみ健やかな生活を送ることができる社会の実現に貢献するとともに、地元浜松を我が国の、ひいては世界の「光の尖端都市HAMAMATSU」へと創造する役割の一端を担いたいと考えている。
2016年 浜松医科大学
光尖端医学教育研究センター設置
浜松医科大学は、建学の理念として、「第1に優れた臨床医と独創力に富む研究者を養成し、第2に独創的研究並びに新しい医療技術の開発を推進し、第3に患者第一主義の診療を実践して地域医療の中核的役割を果たし、以て人類の健康と福祉に貢献すること」を掲げている。
開学以来、診療と研究いずれにおいても、光で医学に貢献し光技術を医学に活用することに取り組み、1991年には浜松ホトニクス社の寄附講座を前身とする、世界でも珍しい「光を使った医学の研究を行う『光量子医学研究センター』」を設立した。その後、光量子医学研究センターと分子イメージング先端研究センターを発展的に統合して『メディカルフォトニクス研究センター』を発足させた。
現在、本学は同センターを中心として、国内外の大学・企業と共同で研究を行い、世界にキラリと光る大学として存在している。無限の可能性を持つ光の重要な応用対象は医学・健康関連科学・生物学であり、本学は、今後もそれらの領域におけるけん引役として「光の尖端都市HAMAMATSU」の発展に貢献していきたい。
2004年
光産業創成大学院大学設立
光産業創成大学院大学は、『光を用いて未知未踏の新しい産業を創成しうる人材を養成する』ことを建学の精神として、技術と経営が互いに連携・融合する教育により、創造性と起業家精神にあふれる新時代の起業家・事業家の育成に取り組んでいる。
光科学・技術が世界的に生活・医療・環境・エネルギー産業に与えるインパクトは益々大きくなり、光産業創成への本格的な取り組みが多くの国で開始されている。
この浜松光宣言の趣旨は、『生命の惑星地球、そこに生存する人類とその文明の健全な未来の構築、及び我が国の尊厳と国民の幸福、活性度の高い国づくりに“光”をもって寄与せん』とする、初代理事長 晝馬輝夫の本学設立にかけた強い想いと合致する。本学は、浜松を始め国内外の多くの機関や研究者と連携し、「光の尖端都市HAMAMATSU」実現に取り組んでいきたい。
1953年 浜松ホトニクス㈱
(旧:浜松テレビ)創立
浜松ホトニクスには、25年以上前から光研究拠点の考えがあった。25年前には、世界の知と連携して脳・精神科学の国際会議を始め、現在も継続している。その2年後に、浜北リサーチパーク内に中央研究所をつくり、国内外の世界トップレベルの大学や研究所と、数多くの光に関する共同研究、研究交流を進めてきた。
また、当社は、世界シェア90%以上の光電子増倍管や物理・宇宙観測で使われる学術用光半導体素子など、光電変換技術を進化させた特殊な光デバイスで世界をリードする企業と自負している。世界には、当社の光デバイスによって応用された新しい製品、新しい事業、新しい産業が生まれ、世界で大きな市場となっている。
当社にとって、浜松を光の尖端都市にするのは長年の夢であり、世界的な光技術の当社が浜松に本社を置くことで、光の産業応用が進めやすい環境が整っている。『光の尖端都市HAMAMATSU』を実現するために、当社は、さらに光の未知未踏を追求し、新しいデバイスの開発に取り組み、各機関と連携して新しい応用を見つけ、新しい産業の創成に尽力したい。
- 2024/09/06
- 第17回iPERCセミナーを開催しました
- 2024/01/25
- 2023/11/17 HAMAMATSU異分野交流会を開催しました
光創起イノベーション研究拠点棟 〈光創起研究棟〉
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